マサユキ マサオ
暇なので、石原さんの日記を書くことにしました。
石原さんというのは架空の人物です。一応、四十代未婚のおじさんということにしておきます。ゴリラみたいな石原さん、を略してゴリハラというあだ名で呼ばれています。
しかし、若い女性の社員は何故か、ゴリラみたいでセクハラをするからゴリハラだと思っているらしく、石原さんを遠ざけています。しかし、石原さんはそんな小さなことを気にする人ではありません。石原さんは器の大きな人なのです。
石原さんは、今日も朝ごはんにバナナを食べてバナナのようなうんこをしました。そうして便器の中を覗き込み、
「今日も良い糞が出たなぁ」
と、つぶやきました。これが石原さんの日常です。
石原さんは出勤前に、何か慣れないことを一つしてみようと思い立ちました。そこで、石原さんは玄関でバック転をしてみました。石原さんはワチョーッ! と叫んで背中から落下し、背骨を折って死にました。
石原さんが死んでしまったので途中から書き直します。
石原さんがうんこをしたところまでリセットします。
石原さんは朝ごはんにバナナを食べ、バナナうんこをしました。石原さんは便器の中を覗き込んで、
「今日も良い糞が出たなぁ」
と、つぶやきました。
石原さんは軽いデジャブ感に襲われたようですが、石原さんはそんな小さなことを気にする人ではありません。
その時です。石原さんのうんこがムクッと起き上がり、石原さんに向かって言いました。
「ボク、石原さんを倒すために生まれてきたうんこなんだ」
石原さんは、驚きながらも冷静にうんこを流しました。
石原さんのうんこは、しまったぁ! と叫びながらグルグルと回転して流れていきました。
その日、石原さんはうんこのことが気になって仕方ありませんでした。石原さんはヤフー知恵袋でうんこについて調べてみました。そこでこんな質問を見つけたのです。
「もし光の速さでうんこをしたらどうなりますか?」
石原さんはそれを自分で試してみようと思いました。
ちなみに、私の中の石原さんはその気になれば光の速さでうんこをすることが出来ます。
次の日、石原さんがうんこをしようとすると尻の穴から、
「ボク、石原さんを倒すために……」
と、声が聞こえてきました。石原さんはそれに構わず、光の速さでうんこをしました。その瞬間、地球は粒子レベルに分解されプラズマの塊となり、時空を歪めながら巨大なブラックホールになりました。
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